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フローリングワックスの選び方 前編
2016年3月21日

いっぱいあって迷っちゃう!どれを選べばいいの?フローリングワックスの選び方

フローリングワックスの選び方

大掃除を行う寒い冬。そして新生活の準備を始める温かい春、
どちらの季節も需要が高まるのが『ワックス』。

『ホームセンターに行きましたが、ワックスがありすぎて、どれを買えばいいのか分からない。いろいろ書いてあるけどどれを使えばいいんでしょうか?』

こういった質問が毎年寄せられます。
ということで、今回は、フローリングワックス、特に一番主流の『樹脂ワックス』に
注目してあなたのお家にあったワックスの選びのポイントをご紹介いたします!

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ワックスいろいろ

 

1、樹脂ワックスとは?

いきなりよく分からない言葉が出てきてしまいましたね。
「樹脂ワックス」とは、その名の通り、「樹脂」を主成分としたワックスです。
「樹脂」とは簡単に言ってしまえばプラスチック。
フローリングの上にこのワックスを塗れば、硬く透明な膜が作られます。
フローリングに塗装を1層施したような状態です(床にラップをかけるイメージをして下さい)。
硬いワックスのおかげで、外から衝撃があっても、ワックスに傷がつくだけでフローリング本体には傷がつきません。
この「樹脂ワックス」。使い方がとっても簡単なのでワックスの中でも普及率No.1!
ホームセンターにあるほとんどのフローリングワックスがこれと言っても過言ではありません。

今回はそんな「樹脂ワックス」の選び方をご紹介します。

樹脂ワックスとは?

 

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2、ポイントはこの4項目 『 耐久性 』、『 耐水性  』、『 滑り止め効果 』、『 光沢 』

まずはワックスを塗った後の、あなたの理想の仕上がりを思い浮かべてください。
例えば、室内犬を飼っているから滑り止め効果の高い仕上がりがいい…、光沢は控えめな仕上がりがいい…など。
「理想の仕上がりを思い浮かべる」ということは、ワックスを選ぶ上でとても重要な作業です。
理想の仕上がりを考えるにあたり、主なポイントは『 耐久性 』、『 耐水性 』、『 滑り止め効果 』、『 光沢 』の4項目。
ホームセンターには、この4項目の特徴をそれぞれ活かしたワックスがたくさんあるので、混乱してしまうのです。

ワックスの選び方

それでは、それぞれの特徴についてご説明します!

ポイント1 耐久性

ワックスの「硬さ」を表し、ワックスを硬くすることで床に傷をつきにくくします。
例えばペットの爪跡で、フローリングが傷つきやすいご家庭や、
食卓周りのようにイスを動かす機会が多い場所などは
耐久性に富んだワックスを選ぶことをおすすめします。

ポイント1 耐久性


ポイント2 耐水性

その名の通り、水に強いかどうかです。いつの間にかフローリングが白くなっていた、なんて経験ありませんか?
これは、水はねでワックスが緩み、凸凹が生じたものなのです。
キッチン、洗面所などの水回り、観葉植物の周りなどには耐水性に優れたワックスをおすすめします。

ポイント2 耐水性


ポイント3 滑り止め加工

カチカチ、ツルツルの床はツルリと滑ることがありますが、滑り止めを施したい場合には、
「弾力性(柔らかいと言われることもあります)に富んだ」ワックスを使用します。
ワックスを塗ると、薄い透明の膜ができますが、これには多かれ少なかれ、弾力(クッション性)があります。
弾力性が高いワックスは、摩擦力が増え、そのぶん滑りにくくなります。
小さなお子様や、ペットが走り回り、滑って転んだりするのが心配だというお客様は、
この滑り止め効果の高いワックスを選ぶことをおすすめします。

ポイント3 滑り止め加工


ポイント4 光沢

ワックスを塗っていないフローリングは、目には見えなくても木目などの凸凹があります。
この上にワックスを塗れば凸凹が埋まり、平坦なフローリングになります。
溝がある時と比べ、光が同じ方向に反射するようになるので、ピカピカに光って見えます。
樹脂性ワックスを塗ると自然とフローリングには光沢が出ますが、この光沢の程度は選ぶこともできます。
仕上がりを、ピカピカにしたい!という方は光沢が出るワックスを、自然の木の雰囲気を味わいたい!という方は光沢を抑えたタイプのワックスをお選び下さい。

ポイント4 光沢
以上の4項目がそれぞれバランスよく形成されています。
どの項目を最も重視するのか、(理想の仕上がりに近づけるために)優先順位をつけることがワックス選びの最大のポイントとなります。

 

ワックスは何年もつの?

ワックスを塗るには体力と時間が要りますので、正直面倒…ですよね。
ワックスを一度塗ったら、どのくらいの期間で塗りなおすものなのでしょうか?
これは家族の人数やワックスを塗った場所によって異なりますので、
一概に言いにくいのですが、目安をご紹介いたします。

■半年に1回
半年に1回塗りなおすのがベスト!という情報は、良く言われたり書かれたりしています。
しかし実際は、半年に1回塗りなおすのは面倒くさい!ですよね。
多くのメーカーが「半年に1回」を推奨している理由は「美しさを保つ」ということ。
実際、ワックスを塗って半年程経つと、食卓やソファの周りなど、
家族が集う場所のフローリングには光沢がなくなってきます。
光沢がなくなるということは、無数の傷がつき、ワックスが磨り減っているということ。
人の歩かない部屋の端は光沢が保たれていても、人が通る場所は光沢がなくなってきます。
このような状況を回避するために、半年に1回、ワックスを塗りなおすのをすすめているわけです。
一方で「ワックスが磨り減っている」というのも気になります。
ワックスがなくなり、フローリングに傷がついてしまうのでは!?と不安になった方もいるはず。
全面剥がして塗りなおすのは面倒、でもフローリングが傷つくのは気になる…。
そんな時には、光沢のなくなった部分、もしくはお部屋全体にもう一度ワックスを「重ねる」という手があります。
ムラになる可能性もありますが、フローリングの保護はできます。

半年に1回

■1年に1回
光沢がなくなった部分だけワックスを塗って更に半年経過。
人が通る場所は、また光沢がなくなってきます。
塗りなおすのが面倒だから、もう1回ワックスを重ねよう!と思うかも知れませんが、これはあまりおすすめできません。
「床の保護」という点からはこれでもOKですが、「美しさを保つ」という面では、少し不安が出てきます。
例えば、今回ワックスを重ねると、3層目を塗ることになりますが、これは地層のようにワックスを重ねるということです。
古いワックスにできた「傷」や「埋め込まれた汚れ」の上にワックスを重ねるので、フローリングがくすんで見えてしまうこともしばしばあります。
これを考えるとワックスを重ねるのは最大でも2層まで。
理想としては、1年経ったこの段階で前回塗ったワックスをきれいに取り除き、新しいワックスを塗ることをおすすめします。

1年に1回

■2~3年に1回
美観はそんなに気にしないのでワックスを重ねました!という方もいらっしゃるかもしれません。
また、使用頻度の少ない部屋は何事もなく経過するかもしれません。
そんな場合でも「床の保護」「美しさを保つ」という両方の観点から、
2~3年に1回は前回塗ったワックスをキレイに取り除き、新しいワックスを塗りなおすことをおすすめします。
なぜなら、時間が経つにつれワックスはだんだん硬くなってくるから…。
ワックスの成分は徐々に揮発し、まるで干からびたような状態になり、次第に硬くなっていきます。
硬くなってしまったワックスは、ちょっとした衝撃でひび割れしてしまうこともあります。
また、この状態になった場合、ワックスを剥がすのにも時間がかかるようになります。
このようなわけで、2~3年に1回はワックスを剥がし、塗り替えることをおすすめします。

2~3年に1回
いかがでしたか?目安として「光沢がなくなってきたな」と思ったら、塗りなおすというのもいいでしょう。
ワックス作業は年に何回も行うものではありませんので、いつ作業したか忘れてしまうこともあるでしょう。
そんな時は早目早目で行動することをおすすめします。

ワックスを剥がす?

コラム1で何回か出てきた「ワックスを剥がす」という言葉。あまり聞きなれない言葉ですよね。
既にワックスを塗っており、新たにワックスを塗る場合、古いワックスを落とす必要があります。この作業が「ワックスを剥がす」です。「剥離」とも言います。「剥がす」作業を行うことでワックスの仕上がりはグンと美しくなります。
コラム1でも書いたように、古いワックスは時間の経過とともに劣化しますが、その上にワックスを重ねると汚れを挟み込んでしまい、キレイな仕上がりは期待できません。美しい仕上がりを求めるのであれば欠かせない作業、それが「剥離」なのです。
また、ワックスは時間の経過と共に硬くなります。重ね塗りした最下層はカチカチの状態で、これを落とすには一筋縄ではいきません。
そんな苦労はしたくない!という方は、古いワックスを剥がしておくことをおすすめします。
ワックスは中性洗剤(普通の洗剤)ではなかなか剥がれませんので、専用のワックス剥離剤を使用します。

ワックスを剥がす?

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本編のつづきはこちら。